前回報告(冬来たりなば春遠からじ)で述べましたが、冬野菜は種蒔きから育苗の時期(8月下旬~9月上旬)における天候不順、及びこれに続く秋の長雨により苦戦を強いられました。その後、12月~1月は晴天が続いたものの、後半は寒波が襲来して1月22日には関東地方は大雪に見舞われました。上の写真は翌日の拙宅屋上の積雪状況を撮影したものです。その後も寒波の勢いは衰えず、2月2日にも結構な積雪がありました。今年の冬野菜は大苦戦!と言わざるを得ないようです。言い訳にはなりますが、プロもこの異常天候には翻弄されたようで、12月以降、白菜、キャベツを中心とする冬野菜の物価は2倍以上になっています(←言い訳 !)
以下は拙宅の野菜の現在の生育状況です;
<白菜>
前回報告時点では、12月以降の生育を期待して「透明ごみ袋」を利用した簡単な保温措置を行いましたが、殆ど効果はありませんでした;
プロの農家では、この様な発育不全の白菜は収穫せずに土壌改良の為に畑に漉き込むか、廃棄されるのでしょうが、我が家では以下の様な料理で全量食べ、無駄にはしていません;
上の写真の左から「時漬け/白菜・人参・シソの実塩漬け」、「お浸し」、「白菜漬け/塩漬けして水が上がった後一週間以上経って酸味が出た頃が食べごろ/一部朝鮮漬けに流用」。また屋上で取れたネギ、水菜と併せ、鍋の野菜(下の写真)としても無駄なく利用しています。言い訳の様に聞こえると思いますが、柔らかさは普通の白菜と遜色はなく、1月は零下の日が続いたためか甘さが際立っていました(←負け惜しみ?)
<キャベツ類>
キャベツも白菜同様12月以降生育は止まってしまいました。おまけに昨年同様、鳥の餌になっている様です。そろそろ、不織布の覆いをかけようかと思っています;
<ネギ>
ネギは11月までにほぼ生育が終っていた為、1月以降の寒さの影響はありませんでした。1月初めには全て収穫を完了して、下の写真の様に纏めて土に植えています(鮮度を保つため);
この残量では、残念ながら当初計画していた2月末までの自給は無理の様です
<レタス・水菜>
ある程度寒さにやられてはいますが、2月一杯の朝食のサラダ用としては充分な量が確保できています;
<その他>
*甘くて美味しいホウレン草を食べています。本当に寒さに強い!;
*チンゲン菜は未だ収穫していませんが、下の写真の様に何時でも収穫可能になっています。チンゲン菜も寒さに強い!;
*春菊・小松菜は12月中は何とか収穫できましたが、1月以降は下の写真の様に生長が止まってしまいました! 昨年は何とか収穫できたのに今年の寒さは尋常ではなかったということでしょうか;
*三好菜は寒さには強いのですが、寒さが厳しいと生長は止まる様です。食べてみると繊維が硬く鍋料理や、お浸し、漬け物には向かないので、このまま春先の「菜花」の収穫時期を待とうかと考えています;
*ニラ、ビーツ、プンタレッラ、などは、この冬の寒さで、枯れはしないものの生長が止まり、全く食用にはなりませんでした。このまま春を迎えてどうなるかについて観察を続けたいと思います
<秋植え・春収穫の野菜>
*昨年植えたタマネギは、3センチ程に達する霜柱の中で春を待っています;
*昨年秋に植えたネギは今年の春、夏に収穫できると思います;
*今年はソラマメを試しに育ててみることにしました。今の所寒さに耐えて順調の様です;
ああ!野生動物憎し、、、
今朝(2月11日)、新聞を取りに行くと下の写真の様に玄関脇の水路がひどく荒らされていました。右端の写真には食べられた金魚の鱗が見えます;
この水路では金魚数十匹(5年以上育てている)を飼い、水質維持を兼ねてクレソン、セリも育てていましたが、それぞれ壊滅的な被害を受けました。リーマンショック以降、この辺も漸く土地の値段が上がってきた為か、雑木林がどんどん減っています。此処を棲家にしていた野生の動物(あるいは野生化したペット)が食料を求めて侵入してきたものと思われます。沢山の金魚をほぼ一網打尽にしているところから、イタチの類かも知れません。一昨年、昨年とこの金魚は産卵しており今年も産卵を楽しみにしていたので残念でなりません
知人の別荘のある南長野では、サギなどの鳥の被害があり池全体を金網などで覆うのですが、ここでもそうした対応策が必要かもしれません 😥
以上