花見方々
先週、荒れた天気のあとで拙宅から徒歩10分程度の所を流れる「柳瀬川」に花見に出かけて参りました。この川は、江戸と川越を結ぶ水運で有名な「新河岸川」の支流になります。桜の花は上記の写真の様に既に満開を過ぎ、花びらが遊歩道に散り敷いていて、これもまた中々風情がありました。この川は、ここ10年ほど浄化が進んで各種の魚が戻ってきています;
上の写真の左側、親子で釣っている魚は
「鯉」です。20年以上前だと思いますが、川の浄化状況の確認の為に放流されたものですが、今では大きいものは50㎝位に育っています
真ん中の写真は「フライ・キャスティング」をやっている釣り人ですが、マス類は生息していないので、キャスティングの練習をしているのだと思います。でも間違って?鯉が釣れることがあるかもしれません
右の写真の釣り人は、川に立ちこんで釣っていましたが、聞いてみると「ゴリ」(ハゼの様な姿をした川魚)を釣っているとのことで結構間を置かずに釣れていました。恐らく唐揚げにして酒のつまみになるのではないでしょうか
ここ数年の観察によれば、4月の下旬には「アユ」の遡上が始まります。これは「新河岸川」が下流で「荒川」に繋がっていますので、天然アユが遡上するのだと思われます(⇔従って入漁料は取られない!)。川底が浅いので、友釣りは無理で、寄餌(アミ)を使った毛ばり釣りとなります、秋の落ちアユの時期には転がし釣りを行っていました。また、 以前は、ボラの幼魚が大量に遡上していましたが、最近は見かけません
川の両岸は、草地になっており山菜取りの人が、そこここに見られました。何を採っているかと聞いたところ相手は中国人であり、意思疎通ができませんでしたが、これだけ多くの山菜取りが居るという事は、豊富に自生しているに違いないということで、道具持参で再び訪れることにしました
昨日、園芸用シャベル、レジ袋持参でワイフと二人で山菜取りに出かけてきました。花見の時と同様に山菜取りの方が多く入っておりましたので、収穫物を覗いてみると「からし菜の菜の花」、「クコの新芽」、など、などでした
ネット情報によれば、最近どこの川でも「アブラナ科」の類が群生しており;
菜の花を採集することも可能と思われましたが、我が家の屋上菜園でもずっと採れ続けておりましたので私の狙いは、「のびろ」(昔、父が採ってきて酒の肴にしていました)と「よもぎ」(これは草餅の材料とするほか、天然の殺虫剤を作るために必要な材料となります)に絞りました。15分ほどで目標としていた量の収穫を終わりました
「よもぎ」については、採集した後コンテナに植え付けて屋上で栽培することにしました;
また、「のびろ」は大・小に分類し、
小の「のびろ」は、コンテナに植え付けて屋上で栽培することにしました;
また、大の「のびろ」はワイフにお願いして、以下の2種の料理に変わりました;
大変美味しく頂きました
柳瀬川の川べりで出合った多くの中国人は、恐らく残留孤児(昨年までこの近くに日本に帰国した残留孤児の支援センターがありました)か、あるいは出稼ぎの中国人(この近辺の集合住宅は家賃が相当安くなっている)かと思われます。豊かになった日本人、特に都会人は山菜などを採る習慣が無くなってしまいましたが、長生きすればするほど貧しくなってくると予想されている我々の世代はもっと注目してもいい食材だと思いましたが、如何でしょうか?
屋上菜園の状況
気温が上がってきた3月末から4月にかけて種を蒔いた葉物野菜が順次芽吹き始めています;
今年は、サニーレタス、ホウレン草、水菜、小松菜、チンゲンサイ、野沢菜、などの定番の他に、息子が徳島県で手に入れた「みよし菜」(小松菜・水菜・白菜の交配種)と友人たちからの情報で入手したイタリアの野菜、「プンタレッラ」を試験栽培してみました;
この二つの野菜は、秋蒔きを推奨していますので、春蒔きをすると恐らく虫との戦いが待っていると思われます
我が家でネギ類は一年中必需の野菜なのですが、前回「春が来た!」でご報告した通り、栽培していた100本のネギは冬の3ヶ月で食べ尽してしまいました。前回ご報告した通りアサツキや行者ニンニクは栽培しておりますが、ほんの薬味程度しか採れないので、現在市販のネギ購入のやむなきに至っています
今年は、普通の「太ネギ」の他、関西でよく食べられている「九条ネギ」、鍋に使うネギとして有名な「下仁田ネギ」、薬味として使う「細ネギ」の種を蒔きました。一番早く種まきをした太ネギの発芽状況は下の写真の通りです;
ネギは一般に栽培に時間がかかります。このネギは夏場になってから植え替えて秋から冬にかけて食卓に上ることになります。近くでネギ栽培をしているプロの農家に聞いてみたところ、今頃出回っているネギは冬を越したネギだそうです。また一つ勉強しました!
根菜類は、定番のジャガイモ(キタアカリ、男爵)、タマネギ(2種);
を栽培しておりますが、順調に育っています。恐らくゴ-ルデンウィーク明けあたりから収穫できると思っています
大根、カブ類としては、普通の「青首大根」とエストニアで種を購入した「ビーツ」を蒔きました。これから暖かくなると虫との戦いが始まります
夏野菜は、いつも通り「キュウリ」、「トマト」、「ナス」を、種から苗を育て、数日前に屋上のコンテナに植え付けました;
これ等の野菜について、今年は以下の三つの工夫を行うことにしました;
① 苗をいっぺんに作って一斉に育てるのをやめ、3回程度時期をずらして栽培すること(現在2回目に植える苗を育てています)
② 根の張り方の違い(キュウリは根が浅いのに対し、トマト、ナスは根が深い)を考慮し、キュウリは平たいコンテナ、トマト、ナスは大根類を育てる深いコンテナを使うこと
③ 深いコンテナは、底まで水が行き届かずに高温が続くと苗が弱る傾向にあるという経験を活かし、トマト、ナスには深い所に水が届く工夫(次回に現物を紹介する予定)を加えること
私の両親が満州で長く生活したせいでしょうか、拙宅ではネギと並んでニラを多く消費します。繁殖力が旺盛なので、昨年までは三つほどのコンテナに密植していました(これで量的には十分!)が、葉がやや貧相になるので、今年からは肥料がよく行き届くように栽培するコンテナの数を増やし、プロに負けない立派な葉に育つよう頑張ってみたいと思います;
いま、吃驚していることが二つあります。一つは、ブロッコリーの花芽が際限なく出てくることです。八百屋で売っているブロッコリーは、最初に中心部付近にできる大きな花芽ですが、これを収穫してから暫く放っておくと際限なく!脇に花芽が出てきます。現在もなお出続けているので、毎日これを食べています。他の野菜より相当なお得感?があります;
二つ目は、キャベツを収穫したあと暫く放っておいたら、再び芽が出てきたことです;
これがどれくらい育つか分かりませんが、暫く様子を見てみたいと思います。とにかくこの類の野菜の生命力には驚かされます
最後になりますが、例年ハナミズキと同じ頃に咲き出すブルーベリーの花が美しく咲き乱れています。花は相当多いのですが、例年鳥に食べられてブルーベリーの収穫量はそれ程多くはありません。ワイフの趣味で餌場を設けて鳥を集めているのでやむを得ないか、といったところです;
以上