盛夏から秋へ!

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前回のブログでのご報告(初夏から夏へ!/8月13日)から約2ヶ月が経過しました。空梅雨気味に推移した8月前半までは、夏野菜は順調に育っていたのですが、8月半ば以降9月上旬までは夏らしくない雨模様が続き、8月30日大雨の日には我が家の近くの柳瀬川で急激な増水に伴う水難事件(1人死亡、1人ヘリで救出)が起きたほどでした。このお陰で関東地方を中心に夏野菜の値上がりが続きました
更に、9月17日には台風18号が襲来し、直撃は免れたものの、日本海側を通過して行ったために関東地方では強風が吹き荒れました。この2ヶ月間、夏野菜にとってはご難続きのお天気でした

我が家の夏野菜の状況

前回ブログで、夏野菜(トマト、キュウリ、ナス)の収穫を長続きさせるために、植え付け時期を3回に分ける実験についてご報告しましたが、第一世代は順調に生育し、収穫も順調でしたが、第二世代、第三世代は、上記異常気象の影響をまともに受けて以下の様な結果となりました;

① トマト:第二世代は全滅、第三世代も生育が非常に遅れただけでなくウィルス病に罹患してしまったようで、8月後半以降は残念ながら収穫できませんでした(実験は失敗!)。第三世代の生き残りの株は一株のみで生育状況は下記の写真の通りです;

第三世代生き残り!のトマト
第三世代生き残り!のトマト

9月終盤からは時雨前線による長雨が続いており、収穫できるかどうかは分かりません。収穫期の長雨はトマトには過酷な様で、プロの農家は殆どがビニールハウス栽培を行っていることも当然ですね!

② キュウリ:第二世代、第三世代は9月前半までは何とか収穫が続いたのですが、台風18号の強風で一夜にして葉が千切れ飛び、枯れてしまいました;

強風で葉が吹き飛ばされたキュウリ!
強風で葉が吹き飛ばされたキュウリ!

やはりキュウリもビニールハウス栽培で強風を防げなければアウトという事でしょうか

③ ナス:第一世代、第二世代、第三世代共に長雨の影響を受け、苗は相応のダメージを受け、収量が落ちましたが、8月下旬から9月初めにかけて秋ナス用の剪定(大胆に1/3位に切り詰める)、根切りと追肥:下記写真参照)を行った結果;

根切りと追肥
根切りと追肥
剪定実施後
剪定実施後

9月下旬から秋ナスの収穫が順調に進んでいます。ナスはプロの農家も露地栽培を行っていることで分かる様に、天候不順には強い野菜のようです

現在のナス
現在のナス(秋ナス収穫中)

野菜の保存

食べきれない野菜類は、古来乾燥によって保存を行い野菜のとれない冬に備えました。拙宅でも、少ない晴れ間を使って以下の乾燥野菜を作りました;

ゴーヤ(左)とナス(右)
ゴーヤ(左)とナス(右)
赤唐辛子(鷹の爪)
赤唐辛子(鷹の爪)

また、今年は栽培の種類を増やしたハーブ類も、以下の様に乾燥ハーブとして保存しました;

乾燥中のハーブ類.
乾燥中のハーブ類.
乾燥後のハーブ類
乾燥後のハーブ類

尚、ハーブ類は寒さに強いので、少なくとも11月末頃までは収穫することができます。現在の生育状況は以下の通りです;

栽培中のハーブ類
栽培中のハーブ類

秋冬野菜の生育状況

秋冬野菜は、8月下旬~10月上旬位に種蒔き、植え付けを行うものが多いのですが、ネギのみは春に種蒔き、初夏には植え付けを行っています。以下は、秋冬野菜の生育状況です;

野菜類_A
野菜類_A

上の写真の内、ネギ、タマネギは11月末頃に植え付けを行う予定です。また、ニラについては春に植え替えた後、初夏以降必要に応じ収穫しております

野菜類_B
野菜類_B

上の写真の内、白菜については、今年各コンテナに2株づつ植えてみました。一株目を早めに収穫し、最終的に一株を大きく育てることで、収穫量の極大化と収穫可能期間を長くする狙いがあります。うまくいくかどうかお慰みといったところでしょうか!

ネギ(上段:長ネギ、下段:下仁田ネギ)
ネギ(上段:長ネギ、下段:下仁田ネギ)

上の写真は、春に植え付けを行ったネギ類ですが、植付後の杜撰な水管理と夏場の天候不順により生育が芳しくありません。鍋の時期までに十分に成長するかやや疑問が残ります

ジャガイモ2世
ジャガイモ2世

ジャガイモ2世というネーミングは、ジャガイモは所謂「二度芋」と言われる様に暖地では二期作が可能なので、6月初旬に収穫した我が家のジャガイモを8月下旬に植えてみたことからきています。うまくいけば12月初旬には収穫可能と思われますが、秋の日照時間が確保できるかどうかで収量は決まると思われます

青首大根
青首大根

大根は底の深い大きなコンテナに3本づつ育てています。これ以外に2ヶのコンテナに時期をずらして種蒔きをしていますので、最大収穫量は15本となります。昨年は多く作り過ぎて春先に収穫が遅れた大根に穂が出てきてしまいましたので、今年は少し少なめにしました

上記以外に、秋冬用の野菜として、キャベツブロッコリービーツ野沢菜プンタレッラ、などを栽培しています
野沢菜については、先シーズンの様に密植をしないで、やや大きなコンテナを使って大きく育ててみようかと思っています。野沢菜漬けの他、葉を収穫した後のカブ(←ももともと野沢菜はカブです!)を信州の地元の人がやっている様に「粕漬」にすることが目的です。以下の写真(右側)は先シーズンのやや小さな野沢菜カブを粕漬にしたものですが、期待通り大変美味なものでしょた;

茗荷の紫蘇付けと野沢菜カブの粕漬
茗荷の紫蘇付けと野沢菜カブの粕漬

プンタレッラについては、今年6月のブログ(近所の八百屋では手に入らない野菜の栽培!)で、春蒔きを試した結果をご報告しましたが、本来イタリアでは冬・春野菜のようなので、秋蒔きが正解のように思います。それ程美味しい野菜とは思われませんでしたので、中型コンテナひとつで小規模生産を試みています(芽を出したばかり)
尚、忙しさに感けてプンタレッラ収穫後の根をそのままにしておいたところ、下記写真の様に生い茂り、勿体ないので天ぷらにして食べてきたところ、とても食べられる代物ではない!ことが判明しました;

プンタレッラとその天ぷら
プンタレッラとその天ぷら

以上