屋上菜園の現況

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ーはじめにー

昨年末に「秋・冬野菜の現況」を投稿してから屋上菜園関連の投稿は暫くお休みをしていました。理由の一つはややチャレンジングでボリュームが大きくなった「地球温暖化と日本のエネルギー政策」(4月1日発行)の発行を行ったことと、2月の血液検査から芋づる式?に見つかった体の変調(老化した臓器の暴走!現象)により、情けなくも精神的に不安定となり、ブログ制作の意欲が減退してきたことがありました
その後、外出を極力減らし、無心に?屋上野菜の世話を続けることで精神の安定を保つことが出来るようになってから、再び気力も蘇ってきて、ロシアのウクライナ侵攻以降、現在もなおニュース番組を独占しているウクライナについて私自身が理解を深めるべく調査した結果を「ウクライナの歴史」として纏めることが出来ました

ブログ休止期間の間に、春・夏野菜は最盛期を迎え、自家消費量を超える収穫にささやかな幸福を感じていました。以下は「秋・冬野菜の現況」で書いた植え付け済みの冬・春野菜の収穫状況、夏野菜の収穫状況の報告と、これからの秋・冬野菜の準備状況の報告です

冬・春・野菜の収穫状況

1.白菜・キャベツの収穫(昨年秋に植え付け);
白菜については、13株育てましたが、ほぼ完全に我が家の冬野菜としての使命を果たせたと思っています。鍋物や漬物(通常の白菜漬け、キムチ)だけでなく多くの野菜料理に使われるました

白菜・全13株(2021年12月末時点)

キャベツについては、植え付けがやや遅れたこともあって年を越しても完全には結球しない苗が多く、最終的に多くは菜の花として?食用に付されました。流石に食べ甲斐ががありました(笑!)

菜の花と化した?キャベツ(3月30日時点)

2.タマネギ2種(長期保存用と生食用)
昨年8月中旬に種を蒔いたタマネギの苗は沢山確保できたので、11月末に植え付けました(栽培状況は秋冬野菜の現況で報告済み)。余った沢山の苗は、ペコロス用として収穫する為に多数の標準コンテナに密植しました
3月末頃からペコロスを収穫しつつ消費し、5月末には大きく育ったタマネギを収穫しました。2種類とも10キロ以上収穫でき、食べ終わるのは9月末となりました。尚、カレーの具にペコロスを丸ごと加えるという「新しい料理法?」を編み出しましたが、読者の皆さんにもお薦めしたいと思います

3.ジャガイモ
通常、関東地方では種芋の植え付けは2月中なのですが、ついうっかりして2月中の購入を忘れ、植え付け時期直前に探した所ほとんどのホームセンターで売り切れ!となっていました。3月に入ってようやくやや遠方のホームセンターで唯一手に入れることが出来たのは、フランスのGermicopa社が開発した「サッシー」という品種でした
収穫量は日本で栽培されている他の品種とほぼ同じ程度が確保できました。やや小型の芋が多く取れましたが、味は良く、色々な料理に使い9月中旬位迄楽しみました

4.その他、冬期に消費する葉物野菜(主なもののみ)
ハーブ類は居間の出窓の所で各種栽培(栽培状況は秋冬野菜の現況で報告済み)し、冬中フレッシュハーブを楽しむことが出来ました。また、ハーブ以外の朝の生野菜サラダ用の野菜は透明ビニールで覆ったコンテナで栽培しました(栽培状況は秋冬野菜の現況で報告済み)。他に、保温措置無しでも元気に育ったセロリケールでを加えて自家消費分は十分確保できました
各種大根類は12月中に収穫し、寒冷地の保存方法を真似た屋外の大型コンテナ(蓋つき)の土の中で保存(下記写真参照)した所、春までの長期保存が可能であることを立証できました

5.長ネギ
冬の到来前に100本の長ネギを育てる事(標準のコンテナを10ヶ使用)を目指した結果、一応目標を達成したものの3月末には早くも食べ尽くしてしまいました。我が家の長ネギ消費量は尋常ではなく、今後は更に栽培数を増やすこととしました(新しい栽培形態は後述)

夏野菜の収穫状況
夏野菜各種(8月7日時点;南向き)

1.キューリ
キューリについては、保存用の漬物にするものを含めて大量の収穫を狙いかなり多数の苗を植えましたが、途中で枯れる苗もあり期待通りには収穫できませんでした原因は恐らくコンテナの中に繁殖したカビによるもの(キューリ用の栽培コンテナは結果として同じものが使われることが多く連作状態になる為か?)と推定され、来年以降の栽培に大きな課題を残しました

2.トマト
トマトについては、大・中・小それぞれ複数株づつ育てました。大トマトについては、昨年の課題である尻腐れ病を起こさない様にカルシウム入りの化成肥料を使いましたが、大型トマト一本のみ尻腐れ病を再び起こしてしまいました(来年以降の課題にしたい)が、概ね当初の狙い通りに収穫できた(7月~9月初旬まで毎日一定量の収穫が出来た)と思います。今年は、毎日沢山のトマトを食べることが出来ました。未だに(10月上旬)に生き残って少しづつ実を付けているトマトもあります。プロはこんな見すぼらしい苗は廃棄すると思いますが、愛情を込めて育てたトマトを見捨てる訳にはいきません!

トマト(10月6日時点)

3.ナス
ナスについては、家族一同大好きな野菜なので昨年以上に沢山栽培しました。標準的な中ナス以外に、長ナス水ナス小ナスを育てましたが、いずれも豊作に恵まれ、毎日のナス料理の他に、漬物用(糠漬け粕漬辛子漬け、柴漬け/同居している次男の得意料理で使用する紫蘇も自家栽培)や干物として長期保存にする分も十分確保できました。また、今年初めて栽培した小ナスは、収穫量も多く実もやや硬いので粕漬用、辛子漬用として最適であると感じました
尚、今年はナスを長期に亘って実らせる為に、実を収穫する時に不要となる枝・葉を同時に切り落とすことと、時機を見て大胆な剪定を行うことが大切であることを学ぶことが出来ました。因みに、秋ナスの実りが期待できる現在(10月初旬)のナスの苗の状況は下の写真の通りです;

4.その他の夏野菜
縞ウリは昨年同様2株育てました。漬物用として十分役に立ったと思います。長野県出身者(私は6歳までの微かな経験!)としては夏の漬物として欠かせないものと言えます
マクワ瓜は毎年ではないのですが、幼い頃の郷愁を呼び起こす果物として時折植え付けます(近所の八百屋では殆ど見かけない)。今年は2株植えました。最近の果物に比べると圧倒的に甘さが少なく、サラダの具材にも向いていると思います

ゴーヤは毎年植え付けています。今年も2株植えましたが数日おきに収穫でき、丁度いい間隔でサラダやチャンプルーとして食べることが出来ました(10月現在、恐らく最後のゴーヤを収穫予定です)
オクラについては、今年は毎日一定量の収穫を得るべく、中型のコンテナに4本のみを植え付けました。これが大正解! 毎日2本程度の収穫で、平均数日おき程度の間隔でオクラ料理を食べることが出来ました
ピーマンは通常のピーマンと、辛いピーマンの2種類栽培してみました。辛いピーマンは我が家では意外に評判がよく、色々な料理法で楽しんでいます。来年以降も我が家の定番になるのは確実です
ズッキーニは中型コンテナに2株植え付けましたが、毎年の経験通り最初の1ヶ月程は毎日収穫できますが、その後ヘビの様に茎が成長し収穫量が激減してしまいます。8月になると脇芽が出てきてそこにも花が咲きますが、今までは芽カキをしていましたが、今年は思いついて脇芽を生かし、古い太い茎をカットした所、脇芽の方に立派なズッキーニが出来ました。来年はこの経験を生かした長期間・多収を目指したいと思います

ズッキーニ(古い茎をカットし、脇芽を生かした状態

トウガラシは、昨年同様「鷹の爪」、「辛長キング」、「立八房」、「剣先なんば」、「沖縄トウガラシ」の5種類を栽培しています。赤くなった実から収穫していますが、収穫を終わるのは11月半ば過ぎになると思われます

ハーブ各種の屋外での栽培状況は以下の通りです

秋・冬野菜の栽培状況

「はじめに」の所で述べた通り、秋・冬野菜の栽培にとって一番大切な時期(8月下旬から9月中旬)に病気療養となった為、準備作業を相当程度手抜きをする必要に迫られました。準備作業の内最も手間のかかる仕事は、夏野菜で使った「大きなコンテナの土を再生すること」と、「種から苗を育てること」です。今年は、この二つの大作業を以下の様に手抜きをすることとしました;
① 大きなコンテナの土を全部再生するには、相当な労力と時間が掛かります。従って、大量に栽培するキャベツと白菜の栽培に使うコンテナの土は三分の一のみを再生して使うこととしました。結果はどうなるか分かりません?

② これまで種から苗を育てる事に拘ってきましたが、今年はキャベツ、白菜については苗を購入することにしました。買ってみれば一株70円! 家庭菜園では苗を購入して栽培する方が利口ですね、、、
以下は10月6日現在の栽培状況です。尚、レタスは種から育てています;

1.キャベツ・白菜・レタスキャベツ(10株)、白菜(11株)、レタス(18株)

2.タマネギ
今年も、8月中旬タマネギ2種の種蒔きを行い、昨年同様多数の苗を確保できる見込みとなりました

3.セロリ
昨年冬の生野菜サラダで大活躍したセロリについては栽培方法を二つに分け、通常店頭で売られている白く柔らかな茎が収穫できる方法を試してみました(単に茎の根本を牛乳パックで巻いただけ!)。さあ!結果はどうなる事やら、、、

4.長ネギ
長ネギの収穫量を増やすために色々考えていた所、近くのホームセンターで格好のコンテナを発見しました。このコンテナであれば、一つのコンテナに20本は植えられそうです。また、これまでの方法は栽培途中で標準コンテナに自作のエクステンションを追加す方法で手間が掛かるのですが、このコンテナであれば土を追加するだけで済むので省力化が実現できます。早速6ヶ購入して新しい栽培にチャレンジすることとしました

以上